西武球場前は何度か行ったことがありますが、ちょっとした田舎感がいいですね。
近くに喫煙所もあって嬉しい。
なんか時間の流れが、都会とは違うんですよね、ゆっくり流れてる。とてものんびりしてて、せかせかした都会の空気を忘れて癒される感覚。
駅からほんの数分で金乗院につきました。
やはり空海(弘法大使)がいました。
看板に書いてあることを簡単にまとめると、1200年前このお寺に訪れて、そのころ悪い病が流行ってたんですがそれを護摩修行(真言宗の修行で煩悩を焼き清める)をした結果悪い病気が治まったということです。
何故、空海の像があるのかは高幡不動尊の時も書きましたが、平安時代、空海が真言宗を中国の唐に渡り学び、日本に伝えたからです。
真言宗というのは仏教のなかの宗派の一つで、仏教の中の宗派の中でも取り分け壮大なスケールの話になっているようです。宇宙の真理そのものである大日如来をトップに阿弥陀如来や観音菩薩、不動明王など有名な仏や菩薩はみんな出てくる教えになっています。
一方で浄土真宗なんかは「みんな阿弥陀如来に救われて極楽浄土に行こう!」というコンセプトになっていて南無阿弥陀仏が出てくるのが浄土系の宗派。南妙法蓮華経が日蓮宗ですね。
真言宗は大日如来を中心としていて私たちは本来は大宇宙の真理である大日如来様と一体の存在であるという考え方です。真言宗が当時の仏教と違ったのは、出家して悟りを開くための教えから、「貴方を祈りによって救います」的な考え方をもっていたこと。これによって庶民に親しまれました。そして、空海の天才的広報。やはり空海は当時の超インフルエンサー的な天才的な人だったのです。
しらべると、看板のように空海が実際にこの寺を訪れたかどうかは、はっきりとわからないそうです。空海が関東のほうに訪れたという正式な記録が残ってないからです。
空海は和歌山の金剛峯寺や京都の東寺など関西圏のひとで関東圏にはほんとに訪れたの?っていう疑問はありますが、まあ当時は京都に都があって関東圏はあまり開かれてなかったようなんで、しょうがないといえばしょうがないんですけどね。それでも、空海の伝えた真言宗の教えはしっかり伝わっていたみたいですね。
金乗院の信仰は少し変わってて、観音様が表観音と裏観音という2種類設置されています。金乗院の表面に設置されてるのが、名の通り表手観音で厄除け・開運・家内安全など祈願の対象です。
ただし、この表観音は33年に一度しか拝むことができなくて、普段は扉の奥に設置されてる秘仏とされています。
これは観音信仰における33身という思想にもとづいたものらしく、そのため多くの人は一生に一度拝むことができないとされていて、とてもありがたいものとされています。
2017年にご開帳されてるので次は2050年?なのかな?寿命の長くなった現代でも最高2回ぐらいですかね。一生で拝めるのは。そう考えると非常に貴重です。なので、普段はお寺の裏にある裏観音にお参りするみたいです。
拝観窓からのぞくと観音様が見えます。
裏観音ってなんなの?って話ですけど、真言宗では「ひそかに内面世界」を大切にするため、外から見える仏様と、内なる心理を象徴する仏様を2種類設置することがあるそうです。台東区の浅草寺でも裏観音の設置があるそうですが、結構珍しいと思われます。心の奥底の悩みや魂の安らぎを祈るのものです。
そして、本堂の裏側に水子地蔵
小さな水子地蔵がずらっと並んでいます。
水子地蔵とは、お腹の中で亡くなってしまったり、出産後すぐ亡くなってしまった子供を供養するお地蔵様です。
金乗院では、一般の方でも有料ですが水子供養のお地蔵様を立てることができます。(現在はどうか不明)産まれてすぐにお子さんを亡くしてしまった人達の想いがあるんですね。
他にも、5重の塔や様々な仏像があります。
ちょっと階段が多いので、全て見て回るのは結構大変ですが、非常に見応えがあります。色んな仏像などがあって単純に面白い。近くに住んでるなら行ってみて損はないです。
お寺の近くにあるうどん屋もおいしいのでおススメです。
僕は野球はあまり興味がないんですが、今度試合やってたら見に来てみようかな…
ゆったりした空気がなんともいえない良い観光スポットでした。
うん、また来よう。